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初開催! 東経大スポーツフェス

AYA-CTO

こちらの記事でご紹介した東京経済大学で初開催の東経大スポーツフェス。編集部のある東大和市のお隣、武蔵村山市にあるキャンパスで開催されました。

よく東京経済大学武蔵村山キャンパス前を車で通って、「そんなに学生さんがたくさんいるわけではなさそうだけど、どんな学部が学んでいるんだろう?」と疑問に思っていましたが、このフェスに行ってみて疑問がスッキリ解決しました。

開催日は2024年11月10日(日)。薄曇りですが、少しひんやりして日焼けもしないスポーツ日和。10:00の開始時間から続々と参加者が集まってきます。

 

東経大スポーツフェス_たまきた
あのおいしいコアラもいました

東経大スポーツフェスのはじまりは

このイベントは2023年6月に東京経済大学OB、ハンドボール部OBで同部総監督の笹村敏夫さんが発案し、2人のOBが加わって企画がスタート。準備委員会として活動を始め、同9月に大学に要望書の提出までこぎ着けました。

2024年1月に大学からの協賛が決定し、準備委員会は実行委員会へ。学生委員も次々と加わり、月に2回のZoom会議で意見を交換するなどの活動を行って最終的にはOB、学生合わせて40人の実行委員会になりました。

笹村さんは大手菓子製造会社でプロジェクトを成功させ、保険会社を経て起業したというLive toRelief株式会社 の代表取締役。笹村さんは「会社を立ち上げることができたのはこの大学で学んだことやハンドボール部での体験のおかげなので、恩返しがしたいと思いました。立派な運動施設がある武蔵村山キャンパスを地域の人にもっと知ってほしかったのもありますし、12年間ハンドボール部の監督として学生たちと関わってきて、卒業する彼らにグッドスタートを切って社会で活躍してほしいという気持ちも大きかったんです」と語ります。「さすが経済と名前の付く大学…」と圧倒されながら、早速会場の東経大武蔵村山キャンパス内を巡ります。

部活メインのキャンパスでスポーツ体験

このキャンパスでは講義は行われていません。以前は体育の講義が行われていたそうですが現在はそれもなく、部活動を行うためのキャンパスになっているそうです。なるほど、だから昼間はあまり学生さんの姿が見えないのですね。謎が解けました。

第一回目の東経大スポーツフェスには、次の12の体育部が参加して体験イベントを行いました。

端艇部/硬式野球部/陸上競技部/剣道部/硬式庭球部/バスケットボール部/アメリカンフットボール部/合気道部/バドミントン部/ハンドボール部/軟式野球部/ラクロス部

まずは外から。メイングラウンド、テニスコート、野球場に行ってみました。

陸上部「わくわく! ランニング教室」
硬式庭球部「大学生とテニス体験!」

どのブースにも親子の姿。学生さんも子どもさんも楽しそう。スポーツに夢中で真剣な表情なお子さんも。いろいろなスポーツ体験を1日でできるというのは、人生の選択肢が広がる気もします。

野球部マネージャーさんが受付を頑張っていました

どのブースにもしっかり受付の学生さんがいて、迷うことがありません。

「子どもじゃないと体験できませんか…?」とおずおずと聞く中高年の男性。

「全然大丈夫です!」と受付の学生さん。

そう、子どもだけではないのです。一緒に来た保護者も、一人で来ている大人も広々したグラウンドや体育館で本格的なスポーツを学生さんと一緒に楽しんでいるのが印象的でした。

東京経済大学野球部
軟式野球部「エンジョイ! ベースボール」

室内での体験もいろいろ

体育棟では端艇部の、陸上でボート漕ぎトレーニングができる「ローイングエルゴメーター」の体験ができました。夢中で漕ぐ男の子と、その様子をニコニコ見守るお父さん、学生さんたち。とてもホットな光景です。

(正面からの写真は配布中の『たまきたPAPER』2024-25年冬号でご覧いただけます)

端艇部の受付
端艇部「Let’s!ボート競漕」。

次は体育館へ。バスケットボール部、バドミントン部、ハンドボール部の体験ができます。

広々とした体育館
受付からみんなの体験を見守ります
ハンドボール部「ハンドボールで遊ぼう!」

そういう指導があったのでしょうか、しゃがんでしっかりお子さんの目線に合わせてお話しする学生さんたちがとても優しそう。特に女の子には大きなお兄さんたちが怖いかもしれないと思いましたが、物怖じしている様子のお子さんはいませんでした。

合間に練習?する学生さんも元気いっぱいで楽しそう。

バドミントン部

ぴょんぴょん飛び跳ねながらバドミントン。これはもう遊びではなく立派なプレー。学生さんがしっかりサポートしています。

 

実行委員の坂村凜さん

経済学部3年で端艇部副主将の坂村凜さんは実行委員の一人。「OBの方からスポーツフェスのお話があったとき、自分がやるしかないと思って手を挙げました。今日、来てくれた地域の人たちは本当に温かくて、すごく楽しい。やってみてよかったです! ボート競技はメジャーなスポーツではないですが、この体験でボートを始める子が増えたらうれしいです」と笑顔で話してくれました。

最初から妥協なし、全力投球!という印象だった東経大スポーツフェス。武蔵村山市のほか、東大和市や立川市からも多くの親子が訪れて学生さんとスポーツを楽しんでいました。

地域交流でたくさんの北多摩の地域の人たちが楽しんでいましたし、学生さんにとってもいい体験になっていると感じました。

また、企業人として活躍するOBのビジネス手腕を目の当たりにして、経済社会に羽ばたく学生さんは生きた経済を学べたのではないでしょうか。

今回、東経大スポーツフェスに行ってみて、地域の大学の面白さを感じました。地元にこんな立派な施設、前向きなパワーがある場所を知らないのはもったいない! これからもどんどん潜入してレポートしていきたいと思います。

原田あやめ

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