東京から帰熊2022春(2)
くまもと花博へ
熊本滞在中、母の要望で「くまもと花とみどりの博覧会」を見物に行きました。地域興しという観点で、多摩にも生かせる部分がありそうに思いましたのでレポートします。
くまもと花博 | 第38回全国都市緑化くまもとフェア【くまもと花博】第38回全国都市緑化くまもとフェア くまもと 花とみどりの博覧会 公式サイト。2022年3月19(土)~5kumaryokkafair.com
正式名称は 「第38回 全国都市緑化フェア くまもと花とみどりの博覧会」ですね。
都道府県の持ち回りで開催されているようで、今回は熊本にて。
サクラマチクマモト
熊本では、街なか、水辺、まち山エリアという3エリアに分かれており、一つひとつのエリアが広大です。今回は一日しか時間がなかったので、熊本の交通の要所、「桜町ターミナル」近くの花畑公園エリアを見に行きました。
SAKURA MACHI Kumamoto-サクラマチ クマモト-熊本城と庭つづき、すべてをつなぐ「おもてなしの庭」。熊本桜町にあるランドマーク。ファッション・雑貨・コスメ・飲食など149sakuramachi-kumamoto.jp
すぐそばには桜町ターミナルのショッピングビル「サクラマチクマモト」 も。昔は熊本に帰ったら、殺風景で寂しいなどと思っていましたが、すっかり街。私の住む東大和市のほうがカントリーサイドです。
予想をはるかに超えて花壇が見事
大花壇、花が整然とびっしり植えられており、見応えがありました。熊本の広い空とあいまって、広大な花壇がどこまでも美しい。正直、なぜか、あまり期待していなかったんです。「お母さん、どうしても見たいって言うほどのことあるのかな? 東京で見るイベントのほうがきっとすごいんだろうな」とか、東京かぶれというか性格が悪いというか、偏見満タンでした。大変申し訳ないです。熊本県は一大観光地。その規模や雄大さ、私は忘れていたのでしょうか。
以下、お花の写真が続きます。くまもと花博、ゆっくり見てください。
お花がきれいで、たくさん写真を撮ってしまいました。皆さんここの文章まで読んでくださるだろうか。
熊本城も近い
すぐ近くに熊本城もあります。お堀を散策。
高校生まで熊本に住んでいましたが、昔こうだったと思っているところが全然違った空気になっていて新鮮でした。
建物が移転していたり、そもそも時間がたって私の記憶が違っていたりして、昔の認識と今の認識の違いもなかなか面白いです。
熊本県の町おこし・地方と企業
そういえば、地域PRブースで、熊本県高森町に第二本社を置く「株式会社コアミックス」のブースが出ていました。
COAMIX|株式会社コアミックス株式会社コアミックスは、漫画事業における新しいシステムやルールをつくりあげ、創作力の触媒となるべき編集者の質を高めながら、www.coamix.co.jp
『北斗の拳』や『シティーハンター』の作者原哲夫さんなどが所属しているらしいです。そのPR誌として配られている漫画誌をいただきました。
少年誌はあまり知らない私でもよく知っている作品を扱う企業が、阿蘇の高森町に第二本社を置いている。高森は、友達の実家で、熊本の中でもなじみがある街です。
「096k歌劇団」という劇団も、この会社所属だそうです。高森町はエンターテインメント業界と連携したまちづくりを推進しているそうなのですが。なぜ高森町はそこに目を付けたのだろう? なぜ「コアミックス」とつながったのだろう?
096k熊本歌劇団 OFFICIAL WEB SITE096k熊本歌劇団のOFFICIAL WEB SITE。096k.jp
もう一つ、「サクラマチクマモト」の中に気になるお店がありました。「gogaku」というオリジナルシャツのお店があったのです。
gogaku | 阿蘇のシャツファクトリーgogakuは現代の女性に対する私たちの提案です。どんな時でも、どんな世代でも自由にファッションを楽しむ女性は魅力的でありgogaku-sh.com
とても着やすそうなシャツ。オーダーしてみたいなと思いました。
阿蘇はネームバリューがありますから、企業も集まりやすいかもしれません。
どちらの企業も、思わずその場で取材を申し込みそうになりました。でも、『たまきた』は、エリアが違いすぎるなあ。
でも、地域興しという意味では共通するものがあります。北多摩地域の情報はもちろん発信したいけれども、全国のこんな地域興し、有名企業と地方都市の連携を、取材したくて仕方ありません。
一つ、たまきたPAPERに感じている壁、課題に直面した気がしています。もっともっと、いろいろな地域の発信ができたらいいのに、という思いがあるのですよね。『たまきた』があるからこそ、できる気もします。
この地域だけにとどまらない、でもこの地域でやったことを土台にできる、そんな事業をやっていこうという思いが湧き出てきました。
原田あやめ