朱入れパフォーマンス
東大和市社会福祉協議会さんで、「伝わる! チラシ・広報紙の作り方」
という講座の講師でお招き、今日終了しました。
講演は最近ほとんどお受けしていませんが、表現に関する講師は、たまにお受けしています。少し、活動と表現ということに、思いがあるからです。
若い時から、イベントや舞台を見た時に、何かいいことをを伝えようとしているのに、返って印象を悪くしていると思うことがあって、妙に私はそういうところにこだわります。
当時は若いだけに、今以上に思ったことがそのまま口に出てしまって、関係者に「イマイチよく分からなかった」というようなことを言い「みんな頑張っているのになんでそんなことを言うんだ」と人を怒らせたことが何度かありました。
今思えば終わったイベントに余計なことを言ったと思いますし、人がやっていることに口を出すべきではないと思っているのですが、当時は思っていたのですね。
「伝えたいことがあってやっているんじゃないのか。頑張っているところを見てほしくてやっているのか?」
「目的としていることが達成されていないのに満足なのか?」
と。
頑張ったというプロセスは、本人、身内にとってはとても大事で糧になるし、関心があるものです。
ですが、身内ではない人からすると、完成されていない、話題になっていないもののプロセスには関心がない。
身内ではない人は、話題になった、完成された、または魅力的な成果物を見て、「これはどうやって作られたんだろう」と初めてプロセスに関心を持つと思うのです。
PRやイメージアップが目的であればやはり、「頑張ったんだから認められるべき」は違うと。
ただ、伝えたいことがあるのは表向きで、「頑張っているところを見てほしい」が目的だったのかもしれないんですよね。だったら、それはそれでいいわけで、本当に大きなお世話でした。
偉そうに言いつつ、自分のことは人のことよりも客観視が難しいので、何でも成功しているわけではないですしね。
私が口を出したところで全部面倒を見られるわけでもなく、普段は人がやることに対して余計なお世話をしないことにしていますが、今回のように講師で呼ばれた時には、いつも黙っているぶん、余計なお世話を思いきりしようというわけです。
「どうしたらいいか教えてほしい」とわざわざ呼んでいただいているのですから。
今日も、細かいところまでたくさん指摘してきました。「いつも校正で使ってる赤ペン持ってきてますからね〜私、容赦ないんで」とか言いつつ。
バシバシ言ってあげることが愛情だと思うんですけど、厳しすぎたら止めてください(今後の話)。
後半は私が皆さんのチラシに赤字を入れる手元をビデオで撮りつつプロジェクタで映し、他の方もスマホのビデオで撮ってらっしゃいました。
赤字を入れるスピードでしゃべると手話通訳が追いつかなかったみたいで、大変だったと思います。ごめんなさい。
とにかく初見で言葉や体裁を見て、撮られながら赤字を入れる編集者パフォーマンス。面白い経験をさせていただきました。
1回、2時間の研修ではなかなか全てを伝えることはできませんが、これから発行していく制作物が一つ大きな、皆さんの思いを伝える媒体になると思います。
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講座おわり、夕日が綺麗でした。
原田あやめ