東京から帰熊2022春(1)
3月某日、故郷の熊本に行ってきました。実家でいろいろ用事があって、帰省でもありますが、実家周辺は商業施設の開発や国家プロジェクトの工場建設が進んでいたりしていろいろと経過を見ておく、取材するという意図もあり、半分帰省、半分仕事という感じです。
一人での泊まりがけ外出は久しぶり。3回目のワクチンを打って2週間後、まん延防止等重点措置が解除されたあとに旅立ちました。
多摩から羽田空港へ
弊社のある東大和市からは、西武線東大和市駅→高田馬場駅で山手線乗り換え→品川駅で京急線乗り換え→羽田空港第1・第2ターミナル
というのがいつもの行き方です。
朝、早めの便(9:55発)ということもあるのか、空港はあまり混んでいませんでした。
新しい機種だったしく、全座席に画面付き。E-BOOKや音楽、ニュース、機外モニタで飛んでいるときの外の様子も楽しめて、空の旅、最高でした。
『翼の王国』がリニューアル
幼いころから憧れている機内誌『翼の王国』。これも基本的にモニタか、機上でANAのWi-Fiに接続してスマホ等で見るのが基本です。今回飛行機に乗るときに、『翼の王国』の状況はかなり大きな関心事でした。『たまきたPAPER』という情報誌をつくるにあたって、『翼の王国』みたいな情報誌をつくりたいというのも一つモチベーションとしてあるのです。もう一冊、『JAF MATE』も同じです。若いときからこの二冊に触れてきたことは、『たまきた』の発行にとても影響しています。
電子版が基本となるのは情報誌を発行する者としては寂しいものがありました。実際問題、現代の社会状況からすると大きくてページ数もかなり多く厚く、持ち帰らない人も多かったです。誰かが読んだものを、次に同じ飛行機に乗る人が手に取ることになるので感染予防対策として使い回しができない。
基本的に電子版ですが、判型を小さくリニューアルした紙のものもちゃんとあります。欲しい人はCAさんに声をかけて、いただく。正しいですね。
B5で文字を大きくすると、確かに画面でも見やすいです。内容もだいぶライトになっていますね。
(個人的には、昔の『翼の王国』が好きでしたが…品格がとても高くて、読み応えがあった。もちろん、今の『翼の王国』も読みやすくて素敵ですが)
弊社発行の『たまきたPAPER』も今、一部公開しています。しかし、紙もやはり続ける必要があると思っています。発行についてもいろいろ考えさせられました。
朝食をとっていなかったので、機内でいただくコーヒーと、お土産に買ったコートクールのブラウニー、のおまけでおやつ。
キャンペーンをやっていて、おまけがついていたのです。
巾着袋入りは、幼なじみへのお土産。箱入りは家族へ。ねっとり、リッチな味わい。とてもおいしい!
飛行機から見下ろす景色
以前はスマホの電源を切らなければいけなかった気がするのですが、最近は機内モードで窓から外を撮影できるので、よく写真を撮ります。飛行機に乗ったときしか撮れない、爽快な景色です。
着陸しました。ああ楽しかった。飛行機最高です。
(飛行機が怖い、という面もあります。それはまた別の機会に)
空港であか牛を食す
着陸するとお昼時。これから実家へ着くまで90分ほどかかるので、空港内のフードコートで昼食を摂ります。
熊本の、脂肪が少なく柔らかいあか牛が好きなのですが、父母はあまり食べないため一人のときに食べておきます。「和食 りんどう」の「あか牛ステーキ丼」。お肉もタレもおいしい。そして添えられている野菜汁が、何かむちゃくちゃにおいしい。疲れていてアミノ酸を欲していたのでしょうか。
空港内、と言いましたが、今阿蘇熊本空港は地震でかなり傷んだこともあってか改修中。仮建屋のようなところから発着しており、レストランとお土産店は空港仮建屋と別棟の仮店舗のようなところで運営しています。お土産は空港内でも買えます。
阿蘇熊本空港から無料シャトルバス
熊本空港には、鉄道が接続していません。以前は車がないと、ここからの移動がかなり大変でした。しかし今は30分に1回、無料シャトルバス「阿蘇くまもと空港ライナー」が運行しています。荷物を積むのも手伝ってくれて、親切です。7人ほど乗れるライトバンといった感じで、どこからか飛行機で熊本にやってきた皆さんが身を寄せるように乗っています。お互い近いのでどことなく微妙な雰囲気にはなります。
空港ライナーで15分ほどで肥後大津駅へ。いつの間にか「阿蘇くまもと空港駅」という別名?が付いていました。空港駅というには、車で15分は結構遠い。しかしこれは大きなテーマで、熊本空港は鉄道が乗り入れておらず、市内へも観光地の阿蘇などへもアクセスが良くないのです。何年も鉄道乗り入れは議論されてきていますが、この「阿蘇くまもと空港駅」へ接続する鉄道の敷設が計画されています。
多摩では、多摩モノレールが武蔵村山市を通り、箱根ヶ崎駅へ向かう多摩モノレール延伸に東京都が着手したとニュースになっています。いずれも2030年ごろの開業を目指しているところで、多摩モノレールのほうが実現に向かって進んでいる印象です。
JR豊肥線に乗車
無料シャトルバスで肥後大津駅に着き、そこから熊本駅方面行きのJR豊肥線に乗り武蔵塚駅へ。ここは高校生のとき、たまに利用していた駅です。なつかしい。そういえば熊本の高校生たちをたくさん見かけたけれども、東京多摩の高校生たちと雰囲気も服装の感じも同じですね。
武蔵塚駅からはタクシーで
武蔵塚駅からはタクシーを利用して、8分ほどで合志市の実家に着きます。
実家は大字須屋というところにあるのですが、かつて須屋城というお城のあったところです。菊池一族由来の菊池市、熊本市が隣です。
タクシーの運転手さんから自治体合併の話など聞きながら実家へ到着しました。
いったん荷物を置いて、やっと会えた犬のチョビをかわいがりました。
熊本電鉄 御代志駅の開発状況を見に
父母と少し話した後、気になっていた、開発地域を見に再出発しました。熊本電鉄御代志駅、終点の駅の開発です。
思い出の詰まった藤崎宮駅へ
また、御代志駅から反対の終点、藤崎宮駅まで乗り、資料撮影をしました。
この熊本電鉄は菊池電車(略して菊電)とも呼ばれますが、自転車を乗せられたり、東京の目蒲線の払い下げが走っていたり、鉄道マニアに人気の面白い路線です。母が15年ほど、ここで「売店のおばちゃん」をしていました。このことも、書きたいことがやまほどで、別に執筆しています。
城下町のアーケード街、上通を散策
また菊池電車に乗り、須屋駅で下りて、夕方、実家に戻り団欒となりました。
いろいろな電車、飛行機に乗り移動の1日、アクティブで充実していました。次は熊本花と緑の博覧会をレポートします。
原田あやめ