まち歩き

肉汁うどん 長嶋屋

豪快×緻密なプレーがくせになる

 長嶋屋のご主人は深大寺で20年間、そばとうどんの修行をして独立した生粋の料理人です。独立後、小平市で出前専門店を営業していましたが、2010年、武蔵村山市に今のお店を開きました。うどんは店内で製粉した全粒粉の手打ち麺。注文のたびにゆで、もちもちつるつるです。鰹、椎茸、昆布で出汁をとった濃厚な肉汁は土鍋で豪快に提供され、熱々でいただけます。

 もう一つ、このお店の大きな特長は野球です。店名はご主人が長年のファンだという読売ジャイアンツ終身名誉監督・長嶋茂雄氏に由来します。店内には壁一面に野球のユニフォームや有名選手のサインが飾られていますが、ほとんどは野球好きのお客さんが「飾ってほしい」と持ち込んだものだそうです。

「竹膳」1,000円。肉汁つけうどん単品は750円(いずれも税込)。うどんには日替わりで色変わり麺も添えられる。この日は一味唐辛子を練り込んで彩りを。化学調味料は一切使わず、素材にもこだわる。

 開店時からご主人と一緒にお店を切り盛りしてきたのが支配人の晃子さん。以前はホテルに勤めており、ご主人が接客のうまさを見込んでスカウトしたというだけあって、お客さんへの声掛けも細やかです。広島県出身で「カープ女子」。ご主人と共に地域の軟式野球チームにも携わり、長嶋屋はうどんファンも野球ファンも集まるお店になりました。

「最近は高校生も食べに来てくれるようになって、うれしいんです」と晃子さん。笑顔と広島弁でくつろがせてくれる。

 お二人が提供する料理とサービスの絶妙なバランスが、お店とうどんをさらに魅力的にしています。

食べログ「うどんTOKYO百名店2020」に選出され人気の高さが伺える。

~取材こぼれ話~

肉汁の土鍋も特徴的でしたが、そばを食べるときの「そば湯」のように、「うどん湯」もついてきました。天ぷらには抹茶塩が添えられて、おいしく最後まで食べられる工夫がたくさん。また野球、その中でも長嶋茂雄氏やカープ女子といった、話の種になりそうなワードも多々。メニューには広島に関連して夜、お酒とともに味わえる「広島お好み焼き」も。お酒も飲みに行ってみたいお店でした!

肉汁うどん 長嶋屋

住所/ 武蔵村山市大南1-135-2 駐車場あり ( 立川バス大南一丁目停留所 徒歩1分 )
電話/042-516-8669
営業時間/11:30~15:00/18:00~21:00 不定休