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たまきた過去記事

いまどきの多摩のもの【東大和市産そば】

2022年-2023年冬号の特集「いまどきの多摩のもの」内「東大和マルシェ」の記事でご紹介している「東大和市産そば」。2019年秋号でご紹介した記事を、「いまどきの多摩のもの」としてWEBにて再掲いたします。

取材時、「東大和市産そば」を編集部もいただきましたが、そばの鮮烈な風味に驚いて、それからそば好きになってしまい、イベントも開催。たくさんの方にご参加いただきました。今年もそばづくりをされているそうで、年明けに前年に採れた東大和市産そばがメニューに加わります。

今年の東大和市産そばが販売される前に、次の記事で復習をお願いします!

東大和市産そばプロジェクト

このプロジェクトは、東大和市で50年以上続く老舗そば店「そば処 清川」の二代目店主、加藤武司さんが始めました。

そば処清川 店主の加藤さん

農家の高齢化や後継者不足により農地が売られ住宅地に変わっていく中、加藤さんは「農産物は地元で採れた新鮮なものが一番おいしい。地元の東大和市産のそば粉でそばを提供して、子どもたちにも味わってもらいたい」と考え、市内の農家の方に話しました。すると「そばは趣味で栽培していて、種もあるよ」という答えが。そこでその種を分けてもらい、休耕期の畑も借りて昨年夏、初めての東大和市産そば作りをスタートしました。

そば畑

無事収穫・新メニューに

そばは台風にも負けずにすくすく成長し、無事に収穫。

刈り取ったそば
収穫したそばの実

「清川」でせいろそば30食を限定販売したところ、予約受付開始から2日で完売。記者はたまたま、このそばの存在を知り、予約して食べたのですが、塩だけを付けて口に運んでみると、甘みが広がります。「そばってこんなにおいしかったのか」と驚きました。麺専門調理師の加藤さんのそばを打つ技術で、地元で採れた新鮮な農産物の味わいが引き出されているようです。

東大和市産そば

そば栽培をする畑を貸してくれる農家がもう1軒増えて2軒になり、東大和市産そばを提供する予定のお店も合計4店に増えました。

市内の小学校の児童が、同市内「やすじぃ農園」でそばの種まきをし、花を観察する「
そばの花観察運動」(一般社団法人日本麺類業団体連合会主催)も開催されることになりました。8月には、賛同してくれた農家の、5名の方の協力のもと、無事に種まきが完了。今年の東大和市産そばも無事に育ち、たまきたPAPERと一緒に「東大和市産そば試食会」も開催。おそばの食べ比べのほか、オーナー・加藤さんが腕をふるった、そば店ならではのおいしいものも次々と登場。日本酒もいただいて、大盛況でした!

そば処清川さんが新しく立ち上げた「東大和マルシェ」の記事は、たまきたPAPER2022-2023年冬号にてご紹介しています。ぜひ、たまきたを入手してご覧ください!

そば処清 川

所 在 地: 東大和市高木3-413
電 話:042-562-2604
営業時間:11:00~20:00(水曜定休)

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