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子どもの危険回避研究所 たまきた研究室 第6回「交通事故から身を守ろう②」

たまきた春号掲載「交通事故から身を守ろう①」では、東大和市のスクールガードボランティア・広瀬さん、田中さんと小学生の保護者・齋藤さんに、通学路の交通安全についてお話を伺いました。
「交差点で立ち止まる、たった1秒か2秒で左右の安全が確認できる」というお話の中で、「カーブミラー(道路反射鏡)でも安全確認ができる。交差点では、放課後の自転車事故もたくさん起きている」という話題も出たのです。
そこで今回は、交差点でのカーブミラーの見方と自転車での通行についてご紹介します!

交差点は交通事故が一番多いところ
平成27年中に起きた交通死亡事故は、交差点内で一番多く起きています(全体の35.6%・「 平成28年交通安全白書」より)。
交差点は、いろいろな方向に道が延びているので、車や自転車がどこから来るのか確認しにくいのです。

交差点の手前でカーブミラーを見よう

車がよく通る交差点で見かける、カーブミラー。
少し遠いところからでも、建物に隠れて見えないところを見ることができるので、設置されています。
カーブミラーで左右から車や自転車が来ていないか確認しましょう。

道を渡る前に止まって左右を見よう

カーブミラーには、映らないところもあります。
交差点や、道を渡るところでは必ず一度止まって、自分の目で左右を見て、もう一度車や自転車が来ていないか確認しましょう。
自転車同士だとお互いにスピードを出したままぶつかって大けがをすることも。特に注意しましょう。

豆知識➀ カーブミラーを付けてほしいときは?
事故が多い交差点にカーブミラーを付けてほしいときは、市道なら市役所など、その道路の管理者に相談してみましょう。付けてもらえる場合があります。
管理者が分からないときは、近くの警察署にどこに連絡すればいいのか聞いてみましょう。

豆知識➁ カーブミラーが壊れていたら?
カーブミラーが割れたり、曲がっていたり、落書きされていたりしたときは、支柱に貼ってあるステッカーに書いてある管理者(市役所や土木事務所)に、書いてある番号を連絡すると対応してもらえます。
ステッカーがないときは、近くの施設やお店など、ミラーがある場所の目印を市役所に連絡しましょう。

実際にカーブミラーを見てみよう

車を運転する人はカーブミラーを見る習慣があると思いますが、乗らない人は?
子ども研究員のくーみんに「カーブミラーって見たことある?」と聞いてみたら、「見たことないよ」…やっぱり車に乗らない子どもたちは、ミラーを見るということがあまりよく分からない様子。
そこで、実際にくーみんとお姉さん研究員のカオルさんが自転車で交差点に行って、カーブミラーを見てみました。
この交差点には、白い点線が2本引いてあります。
これは、「この線の内側を通りましょう」という目印。
この白線の内側を通行すると、カーブミラーで左右から来る車がよく見えます。
それは、この場所が、ミラーに車がよく映る角度にあるからです。

(写真キャプション)
道路に描かれた白線。自転車、車はこの内側を通行するという目印。交差点の手前の白線内で立ち止まれば安全確認がしやすいのです。でも、「止まれ」の文字が消えかかっているので、ちょっと心配。こんな場所を見つけたら、市役所などに連絡してみましょう。安全のために、直してもらえる場合があります。

左のミラーに左側の道、右のミラーに右側の道が映っていて、奥から手前に車が進んでくるように映ります。
「白線の内側からは、ちゃんとカーブミラーで道の左右が見えたよ」とくーみん。
「ミラーが見えたら、車がやってくるスピードも分かるから、交差点に近づく前に、注意ができるね」とカオルさん。
歩いていても自転車でも、ミラーが見えると、目で見えないところに注意ができます。
「カーブミラーで、これから横断する道の左右から車が来ていないか確認する」「交差点のすぐ近くに来たら立ち止まる」。
これをすれば、事故に遭う危険を減らすことができます。

(写真キャプション)
交差点で急に止まると、後ろの自転車が止まりきれずにぶつかってくることも。後ろの自転車にも注意しましょう。

POINT! カーブミラーは右車線と左車線が逆に映る
カーブミラーは鏡なので、左右が逆に映ります。
例えば自分の前の道路を自転車が左から右に進むとき、自転車は左車線(自分から見て奥側)を走らなければいけないので、ミラーには右車線(手前側)を走っているように映るはずです。でも、違反をして右車線を走っている自転車がいたら、奥側の左車線を走っているように見えます。
本当は手前の近いところに来ている自転車が、奥側の遠くにいるように見えるので、「大丈夫」と道路を渡ってしまうと、ぶつかる原因になります。
実際にどういうふうに見えるのか、いつも通る道のカーブミラーをぜひ見てみてくださいね。

● 子どもの危険回避研究所所長・横矢真理さんのおはなし
事故が起きやすそうな場所にカーブミラーがついているので、お子さんと探してみてくださいね。
ミラーをまだ見られないお子さんでも、車から見えにくい位置があるんだと分かることで事故防止に役立ちます。でも無理はしないでくださいね。
「止まれ」で止まることが大事なので、危ない交差点を再確認することもお忘れなく。目立つ黄色や白色の服を着ると車に見えやすくなっていいですよ!

横矢さんプロフィール
平成2年より、子どもを取り巻く危険や環境に関する研究に携わる。
平成11年より、「親子で生きる力を養う」ためのサイト「子どもの危険回避研究所」を主宰・運営し、子どもに関わる事故・犯罪・災害などの情報を提供。
著作に『「まさか」の犯罪・事故からわが子を守る7つのルール』(講談社)など。

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