編集長のブログ

「誰か一人のために」もAIにはできない

日曜日、取材中に一本の電話がありました。

「◯市で『たまきたPAPER』冬号をもらいたいのですが、あまり置いてあるところがなくて。スーパーだと、『たまきたPAPER』をもらうためだけに入るのは申し訳ないし。スーパー以外で置いてあるところはありませんか?」

わざわざ電話をくださるなんてうれしくて、しばし話し込んでしまいました。

その市での配布は前から考えていて、お話からやはりニーズがあると確信を得たので、これから、拡大していきます。

 

秋号の『歴史ろまん帖』、誰にでも刺さるテーマではないかとは思ったのですが、編集マジックで(?)いろいろな方に読んでいただけたと同時に、今まで読んでくださっていない方も読んでくれるようになったのかも。ありがとうございます。

言いたいことも主張したいこと、多くの人が持っていて、それを記事や広告、ブログやSNSで発信するときに、どんな人でも読む人の気持ち、立場を考えることは大事だと思います。見せたいもの、言いたいことを、見せたい雰囲気でぎゅうぎゅう詰め込むと、途端に読んでもらえなくなる。それは本当に顕著です。私も本当に考え切れているか、不安です。

読み手、受け取り手のことを真に考えるというのは、自分よりも大事な誰かのことを一心に考えたことがあるかないかが大きいような気がします。

それはAIにはできないことかなと。この、一人の人は、何が好きだろう? 何を喜ぶだろう? 自分だったら、じゃなく、相手が相手の立場だったら、何が困っていて何を解決してほしくて、何が欲しいだろう。「言ってくれれば分かるのに」では済まないこともある。想像してあげることが必要です。「相手が相手の立場なら」自分も気をつけなければと思っているところです。

具体的にそこにいる、相手の立場を、相手の気持ちを、相手だったらで想像するのは、アンケートや消費行動のデータから読者の好みを計算するのとは違う作業ですよね。まずは一人のために作るということは、オーダーメードで作ることになる。それが世界に一つを産み、創造につながる。

秋号で一つ、それができたのかなと思います。

素敵なお電話をもらったので、冬号、張り切って配布拡大に行ってきます。

 

原田あやめ

 

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