編集長あやめ日報&旧たまきたWEB記事

言葉だけで考えない/子どもが本を読むようになるには

昨夜子どもの部屋に乱入しベッドに転がると、脇に本がいろいろ積んであり、そのうちの一つを手に取りました。
『ブッタとシッタカブッタ3』という小泉 吉宏さんの本。文章と4コマ漫画の組み合わせで、ブタの「シッタカブッタ」が主人公。

「シッタカブッタ」は思い込みで友達や彼女との関係で悩んだりするのですが、ブッタがやってきて「物事ってそうやって見るから無駄に苦しむんだよ」というようなことを教えてくれます。

説教くさくなく、かわいい絵でさらっと読めるところがいいです。

その中に「自分とは何なのか」「シッタカブッタです」「じゃあ君は名前という存在なのか」とか、「言葉をいくら使ってもそのものをそのまま表現することはできない」というくだりがありました。
言葉で、概要を、その人が見たもののイメージを、伝えるべきところを表現することはできるけれども、言葉で映像を作ることはできない。

私はあくまでも、言葉ですべてを表現することを目指していたかもしれないし、言葉で表現されたものにとらわれて、「相手そのもの」を見失いがちだったかもしれない。
久しぶりに見たこの本でそんなことを思いました。

この本、私が大学生のときに古本屋さんで見つけたものです。家の本棚にありました。当時、若いなりにいろいろ悩んでいたんだなあと懐かしく思いました。

先日講座後のランチ会で「子どもに本を読ませるにはどうしたらいいか」という話が出ました。私の実家の本棚には常に両親が読む本がぎっしり詰まっていました。そこから、そのときどきの興味に合わせて取り出して読んでいました。

私の子どもも、本棚にある親の本を取り出して読んでいます。こういう漫画っぽいものもありますし、ビジネス書もありますし、松本清張や宮本輝、村上春樹などの文芸、観光情報もあって、よく考えれば小さい図書館であるかも。親が昔から読んでいた本を取っておいて身近に並べていると、子どもがそれをなぞる。それが自然に読むことにつながるのかなと思いました。

子どもは、長い本は読まないと言っているかと思いきや、松本清張を読んで面白いと言っていました。『ソフィの世界』はお渡ししましたがまだ読んでいません。

原田あやめ

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