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取材現場が修羅場の意味

以前、取材させていただいた方に掲載誌をお届けしたときに、「届けてもらったよとブログに書きたいので、写真を撮らせてください」と言われたことがあります。

自分は書くし撮るのですが、自分が撮られるのは苦手なので照れつつ遠慮していると、先方は笑って「取材でいくらでも修羅場くぐってるでしょうに」とおっしゃいました。

修羅場?

と不思議に思いました。取材の修羅場というと、戦場カメラマンとか、政治家の悪に切り込む新聞記者というイメージだったからです。

私の取材は地域であったり企業であったり、物事のよいところを書き出すものなので、どうして修羅場だと思うのだろう?とずっと思っていました。

 

しかし最近、社内や講座その他で取材や書くことについて指導していると、「修羅場」の意味が分かってきました。

 

現場で、読者が「面白い」と思うことを間違いなく自然に聞き出すというのは、意外と神経を使うことです。事前に聞こうと思っていたこと以外の「へえ~」という情報を会話の中からキャッチするのが取材の腕です。

「これだ」と思ったら、そこを深掘りして具体的なことを聞いてこなければならない。

「これだ」というのをキャッチできるようにアンテナを研ぎ澄ましておかなければいけませんし、会話の流れが途切れないようにそこを掘り下げなければいけない。さらに、やはり「載ってよかった」と思っていただけるように気持ち良く取材を終えることも大事だと思います。

 

コミュニケーション力、という言葉で片付かない、その場での会話のコントロールをする約1時間。レコーダーに記録を任せていればそれが録音失敗することがあってはならない。

そう思うと、確かに明るいほうの取材であっても「修羅場」かもしれません。

 

さらにそこから、媒体に合ったテイストで、読みやすく、表記ルールに沿って、誤字脱字なく、自分のオリジナリティーも出しつつ記事を書く。

一朝一夕ではできないですね。

 

取材に講座などで付いくわけにはいかないのですが、書くことを鍛えることはできるかもしれません。ご希望の方には赤字マラソンみたいなものをやろうかともくろんでいます。

書いてもらって直す! 書いては直す! 真っ赤になりますので覚悟してください!

 

原田あやめ

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