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野口さんと奥さんとさくら

たまきた冬号は今月前半で配達し終えているものの、野口さんのところに行けていなかった。

野口さんは立川市の貴金属、アクセサリー製作をする会社の社長で職人さん。

以前、仲間と一緒にやった貴金属工作ワークショップで知り合いになって以来、たまきたをお店に置いてもらっているし、仕事や経営のお話もさせてもらっている。

平日なかなか立川のほうに行けず、時間ができたので今日訪問した。

中に入ると、しば犬のさくらが吠えて私が来たことを野口さんに知らせた。

しば犬さくら14歳

さくらのお知らせで奥さんと野口さんが来て、コーヒーを入れるから座っていきなさいと言ってくれた。

さくらに近づくのは2回目。様子を伺いに周りをうろうろし、匂いを確認している。我慢できずうっかり背中を触ってしまい、さくらが鼻にしわを寄せうなる。

奥さんがなだめてくれて、さくらはベッドでうとうとしはじめた。

コーヒーを飲みながら「自分の腕で食べる商売」について談義。

私の親より上の世代だけど柔軟で鷹揚(おうよう)。

野口さんの道具たち

昔の青梅橋や玉川上水の話も聞く。

いろんな年齢、立場の人と、どんな社会になったらいいかとか、仕事の哲学や夢の話をすると生きている実感が強くなる。

ここで2つのアイデアが浮かんだ。きっといいコンテンツになる。

帰り際、奥さんが「何度か遊びにきたらさくらがなつくわよ」と言った。

しば犬さくらの二重毛の奥まで指先が届くほど撫でさせてもらうには、会う回数を増やす以外にも方法はあるか。おみやげか人間性の問題か。

■たまきた編集長×ことの葉舎代表取締役 原田あやめ

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